士業事務所の「屋号」はこうやって決める

昨夜は久々の講師でした。
『行政書士さんのための登記のミカタ・許認可業務のために知っておきたい登記のこと』
というテーマで2時間30分。
受講者との双方向形式でお話してまいりました。

その後は懇親会。
そこでも色々とお話させていただいたのですが、そこでこんな話が。

「屋号」ってどうやって決めました?

そこで今日は士業事務所の「屋号」について。

誰が?

一番多いのは「誰が」やっている事務所かわかる事務所名。

姓+資格+事務所が一般的。
例:さとう司法書士事務所 鈴木税理士事務所 田中行政書士事務所

女性の場合はフルネームにしている方も多いですね。
フルネームにすることで「女性が経営している事務所」ということがわかります。

迷ったらこのパターンになるでしょう。

どこで?

次に多いのが地名が入った事務所名。
どこにある事務所なのかひと目でわかります。

地名+資格+事務所ですね。
例:浦安司法書士事務所 目黒税理士事務所 銀座行政書士事務所

ウェブサイトで集客する方は事務所名に地名が入るので有利になるかもしれません。
ただし、移転するときは屋号も変えざるを得ないので長い目で見たときには要注意です。

ちなみに、開業時の屋号が「さとう浦安法務事務所」だった私。
目黒に移転して「さとう司法書士事務所」になりました。

何を?

少し戦略的な屋号になるのですが、「何を」しているかわかりやすい屋号にする事務所もあります。
士業の場合は資格名だけでも“何屋かわかる”士業もありますが(税理士や弁護士)、そうでない士業も多い。
司法書士や行政書士はその類です。

私の現在の屋号がまさにそうです。
「司法書士事務所登記のミカタ」

司法書士=登記というのは知っているひとからしたら当たり前なのですが、知らないひとは知りません(当然ですが)
私がこの屋号にしたのは次のような理由があります。

登記が必要⇒司法書士さんにお願いしなくちゃ⇒たくさんいるけど佐藤さんにしよう
という流れが一般的な流れなのかなと思うのですが、真ん中の「司法書士さんにお願いしなくちゃ」はジャマだなと思いました。
理由は他の司法書士と競合になるからです。

だから、屋号に「登記」の文字を入れることで真ん中を飛ばせないかと考えました。
登記が必要⇒佐藤さんだ!

実際、屋号を変えてから効果が出ているかは測定できないのでわかりませんが、何人かの方からは「登記のミカタってくらいだから佐藤さんなら大丈夫かなあと」ということは言われました。

他にも相続専門なら屋号に相続と入れる。
助成金専門なら屋号に助成金と入れる。
建設業専門なら屋号に建設業専門とわかる言葉を入れる。

このように何屋か一発でわかる屋号を付けるのもひとつの手だと思います。
もちろん、それ相応の覚悟が必要ですが。
(あと、士業は屋号にも規制があるので注意)

さいごに

「屋号」って結構安易に付けがちですが、実は最強の営業ツールにもなり得ると私は思います。
誰がやっているのか、どこでやっているのか、何をやっているのか。
何を一番重視するのが事務所にとっていいのか、お客様にとっていいのか。

私の場合、「佐藤司法書士事務所」が全国にいくつあるかわからないくらい存在するだろうと思ったので、それ以外にしようと決めていました。
結果、今の「司法書士事務所登記のミカタ」で落ち着いています。
長いですけどね笑 電話がきても「はい、佐藤です」としか出ません笑

私はひとりだから屋号について自分勝手に決められますが、スタッフがいる場合はまた別の話。
名刺も持つし、電話にも出るのでスタッフが怪訝な顔をしてしまいそうな事務所名は付けられないでしょう。
というか事務所名は採用活動にも影響してくるでしょう。

ありきたりな屋号がいいのか、個性的な屋号がいいのか。
これから開業される方は長い目で見て考えてみてください。

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