ひとつの業務に専門特化した場合の隠れたメリット

士業の専門特化についてはいつもブログでお伝えしているとおりです。
できるならやったほうがいいです。
それで今日は、専門特化しているひとなら知っている「隠れたメリット」について。

専門特化のメリット

メリットは言うまでもなく、その道の専門家、スペシャリストになります。
この業務ならこのひと。このひとしかいない。
そういう状態になれば宣伝広告費はもういりません。
勝手に仕事が舞い込んでくる状態になります。

建設業専門の行政書士
入管業務専門の行政書士
飲食業専門の税理士
助成金専門の社労士
(事例がいつも同じなのは特定のひとを思い浮かべて書いているから)

みなさんいつも引く手あまたです。
それで今日お伝えしたいのは隠れたメリットの方です。

専門特化の隠れたメリット

専門特化の隠れたメリット。
それは「仕入れが楽」ということです。

「士業は仕入れがない」と言われることがありますが、決してそんなことはありません。
日々、研修や専門書などで仕入れた知識を知恵に変えてお客様に提供しています。

研修費用や専門書にかかる時間と費用はバカになりません。
だから「仕入れがなくていいね」と言われると“イラッ”とします、すみません。

取り乱しました。

専門特化をすると、仕入れが楽になります。
これは飲食店に例えるとわかりやすいでしょう。

あるお店は「和食、洋食、中華何でもやります」というお店。
もうひとつのお店は「だし巻き卵専門」のお店。

前者のお店はどれだけの食材を仕入れないといけないでしょうか。
注文が入るかわからないのにメニューに載せている以上、仕入れないといけない。
そして無駄になる食材。
しかも、そんなに多種多様な料理の味がすべて一級品とはなかなかいかない…

一方、後者のだし巻き卵専門のお店。
何を仕入れればいいか迷うことなし。
だし巻き卵に合うご飯とか、醤油とか、大根おろしとか、仮に増えたとしてもコアな食材は卵。
しかも、毎日美味しいだし巻き卵を作り続けるわけですから、どんどん美味しくなっていくし、味にバリエーションも増える。
つまり、質が高くなっていくわけです。

仕入れが少ないとこれだけの差が出てきます。

士業の場合の仕入れがたくさんだと…

来るかもしれない業務の研修に行ったり、専門書を買ったり…。
でもたいていは来ません。
来てから考えても遅くはないと思います。
というか、来たら自分でやるのがはたして得策なのか考えてみましょう。
お客様は「このひとなら」と問い合わせしてみたら、「何も知らないド素人だった」って結構笑えません。

自分には自分の専門を。他人には他人の専門を。
できることはやる。できないことはやらない。
やりたいことならできるようになるまでやる。やりたくないならやらない。
凄く単純なことです。

これがゼロワン地域(その地域に専門家がゼロもしくはひとりしかいない地域)だとそうはいかないかもしれない。
しかし、東京やある程度の都市なら、そこまで「自分がやらないといけない」ということはないと思うのです。

専門特化をすれば、研修や勉強にそこまで時間をかけることなく、自分を必要としてくれるお客様のためにその時間を割くことができるようになります。
しかも、お金がかかるどころか売り上げになる。

やはり、なんでも屋はしんどいです。
チャーハン作りながら、オムライスと唐揚げとかしんどいです。

さいごに

士業の仕入れはお金よりもとにかく時間がかかります。
「あの先生、絶対この業務の知識必要ないだろ」という研修にわんさか人がいたりします。(単位取得が目的なら別)

勉強熱心であることはいいことだとは思うのですが、“何のためにその勉強が必要なのか”考えてみましょう。
すべては“自分を必要としてくれるひとのため”だとしたら、そこで学ぶべきことは一体何なのか。

仕事にもならない、お金にもならない、お客様のためにもならない、自分のためにもならない。
こうなってしまわないように、業務の範囲は絞ったほうがよい、そう思います。

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