司法書士で食っていけるのか

今日のタイトル「司法書士で食っていけるのか」
最近このワードを検索してこのブログにいらした方がいるようです。

「◯◯の資格は食べていけるのか論」はいつも盛んです。
今日は私なりの考えをまとめてみます。

志が低い

「食べていけるかどうか」で資格を目指すのは“志が低い”と言わざるを得ないでしょう。
食べていけるかどうかを気にするならアルバイトを頑張れば充分食べていけるはず。
わざわざ難しい国家資格を取得してまで頑張る必要はないかと思います。

食べていけることが保証されている資格はこの世の中には存在しないことを認識する必要があります。
そんな資格があれば誰でもみんな飛び付くことでしょう。
食べていけるかどうかは重要なことですが、それ以前に「なぜその資格が必要なのか」を自分自身に問いかけてみましょう。

もし私が質問されたら?

「佐藤先生、私は今司法書士を目指しています。」
「でも、将来食べていけるか心配です。」「こんな私でも食べていけるでしょうか?」

「知らんがな」というのが本音ですが、なんて答えるかな。
「食べていけるかどうかは司法書士の資格うんぬんではなくあなたしだいですよ、でもリスクが負えないようでは難しいかもしれませんね」
というのがおそらく表向きの回答になります。

保証がないと開業しないひとはおそらく一生開業しません。
向いてないとしか言いようがないのでやめたほうがいいでしょう。
これはどの職業でも同じことなのですが…。

覚悟が決まっていない士業には、おそらくお客さんが付くことはありえません。
ときに医者に手術してもらうことと同じくらい重要な法律問題を託す相手にもなるわけですから。

あなたは自分の食い扶持しか心配していない医者に手術してもらいたいですか?

ベクトルが自分に向いているうちは開業困難

これはベクトルがどっちに向いているかの問題です。

なぜ、その資格が必要なのか。
なぜ、独立開業するのか。
なぜ、その業務を極めたいと思うのか。

その理由が「金持ちになりたい」「食べていけるようになりたい」「有名になりたい」「チヤホヤされたい」なのか。
「稼いで税金をなるべく納めたい」「困っているひとをひとりでも多く助けたい」「地域の経済に貢献したい」なのか。

一目瞭然ですが、前者はベクトルが自分にしか向いていないわけです。
これでは成功なんて夢のまた夢でしょうし、私利私欲の感情は必ず相手に見抜かれます。

冷静に考えたときに「ベクトルがどっちに向いているのか」を考えることは重要な視点だと思います。

さいごに

と、偉そうに書いてきましたが、食べていけるかどうかは誰でも心配ですよね。
その心配をしないで独立開業したひとはおそらくほとんどいないと思います。
もちろん私もそのひとり。

通帳を記帳しても残高は減るばかり。
「今月の支払いができない…」と青ざめることもしばしば。
開業してから白髪と体重が増えました笑

それでも、どんなに苦労しても、どんなに大変でも、逃げたいとは思いませんでした。
それほど得るものが多いのが独立開業の醍醐味。
それは誰もが同じじゃないかと思います。

だって。

「独立したい!」というひとは言うまでもなくたくさんいますが、「就職したい!」と独立してから言うひとはほとんどいませんよね。
これがすべてだと思います。

まあやってみてダメだったら最悪やめればいいんじゃないかと。
何度だってやり直せると思います、ここ日本では。
おそらく“根拠のないプライド”がジャマしているだけかな、と質問者の性格を分析して思うのでした。

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