役所と戦ってはいけない

士業は役所仕事です。
司法書士・土地家屋調査士は法務局。
弁護士は裁判所。
税理士は税務署。
「手続きする役所ごとに士業が存在する」といえばわかりやすいでしょうか。
役所とは切っても切れない関係ということになります。

しかし、そんな役所とケンカ腰の士業をしばしばお見受けします。
役所の担当者を罵倒するなり理詰めで説き伏せるなりして、最終的には誰が得(損)をするのでしょうか。

士業はどっちの味方?

士業はクライアントと役所、どっちの味方でしょうか。
クライアントの味方であることは言うまでもありません。
報酬を払っているのがクライアントであることから当然といえば当然です。
…ときに役所の言いなりになってしまう士業がいることは否定しませんが。

“クライアントの味方”という気持ちが強いからでしょうか。
役所とバトルを繰り広げてしまうのです。

担当者が頭が堅いのはわかります。
私もよく「グヌヌ…」となります。

しかし、よほど理不尽なことでない限りは従います。
理由が理由なら仕方ありません。
そこで「ああだこうだ」と説得する選択肢もあるでしょう。

私が恐れるのは「こいつはめんどくさい」というレッテルを貼られることです。
いわば役所側のブラックリストに載ること。

そうすると、いちいちチェックが入ることになります。
「こいつの案件か、どれどれアラ探ししてやるか、グヘヘ」
なんてことになったらどうでしょう。

クライアントのために一生懸命やっているのに、クライアントにマイナスの結果になってしまう。
これでは士業として本末転倒です。

クライアントはひとりではありません。
受任中のクライアントだけではなく、まだ見ぬクライアントがたくさんいるはずです。

そう考えると自分の振る舞い。
どうすればいいかは自ずとわかります。

さいごに

「役所」と一括りにしてしまいましたが相手も同じ感情を持った人間です。
好き嫌いがあります。

丁寧に物腰の柔らかい接し方をする士業には好意的になるでしょうし、反対に高圧的に接してくる士業には嫌悪感を抱くでしょう。
これは公務員とはいえ人間である以上当然です。

どうすれば、関係者全員気持ちよく仕事ができるのか。
それがひいてはクライアントのため、自分のためになります。

目の前にいる相手のさらに“奥”に、他に誰もいないのか。
そこまで考えて自分の振る舞いを気を付けたいものです。

毎週木曜日朝8時メールマガジン『週刊リョウキジ』配信中!

類似の記事:

人気の記事:

はてなブックマーク - 役所と戦ってはいけない
Pocket