効率化を考え過ぎるといずれ自分が効率化されてしまうかもしれない

効率化したい。効率化したい。
私も効率化したいこと、たくさんあります。
非効率なのはよくないですからね。

手続きを効率化したい。
移動を効率化したい。
打ち合わせを効率化したい。

効率化によって、楽になることはたくさんあります。

でも待てよ。

効率化、効率化って言うけどさ。
やりたくてやってる仕事でしょ?
効率化したいということは、そもそもそんなにやりたい仕事なのかな?

そんな疑問をふと感じました。

効率化するもの、しないもの

効率化するもの。
これは「作業的」なものに多い。
事務手続きや移動がそう。

これらはやらなくちゃいけないものなので仕方なくやることがほとんど。
打ち合わせも楽しい打ち合わせならいいのですが、何も得られるものがなさそうな打ち合わせだと「わざわざ一堂に会する必要ないんじゃないの?」と感じてしまいます。

これらは効率化してしかるべきもの。
じゃんじゃん効率化して楽しましょう。

そして、効率化しないもの。

友達と遊ぶ。
ご飯を食べる。
デートする。

これらはやりたくてやるもの。
効率化しようなんて思わないはずです。

デートを効率化したいなんて相手に言おうものなら、関係そのものが“効率化”されそうです。
ご飯も好きなものを食べたいと思ったら行列に並んででも食べる。
数万円払ってでも食べる。

効率化とは無縁ですね。

ですから、「効率化したい」という言葉が出てきたときにはまず「自分はこれがやりたくないんだな」ということを認識しましょう。
私もやりたくないことを効率化したらだいぶ気持ちも時間も楽になりました。

非効率だから価値あるサービスになる

なんでも効率化がいいわけではありません。
非効率だから価値あるものもあります。

例えばサプライズ。

自分自身が考えに考え、段取りに段取りを重ねて、たくさんの友人も仕掛人にしてサプライズを企画するのと。
サプライズ業者に外注して全部段取ってもらって当日を迎えるだけでいいサプライズの企画。

サプライズをしてもらったほうが嬉しいのはどっちでしょう。
前者はかなり非効率なサプライズ。後者はかなり効率的なサプライズ。

答えは言うまでもないですね。

こと「サービス」に関しては効率がすべてではないのです。
我々士業もサービス業です。

クライアントは自社の事務手続きを効率化させるために、士業に依頼することがほとんど。
つまり、クライアントにとってはやりたくないことか、自社でやらなくていいことなのです。

それを仕事として受注する士業。
自分はそれをやりたくて受注するのか、やりたくなくて効率的にさばく仕組みを作って受注するのか。

どちらが正解ではないですが、クライアントの立場になってみれば、どっちに依頼したいと思うでしょうか。
また、どっちが仕事としてやっていて楽しいでしょうか。

これは士業の方向性に関わる視点だと私は思います。

さいごに

効率化はやり過ぎると人間味を失ってしまう気がします。
究極の効率化はヒトがやるのではなく、機械がやることになるでしょうから。

士業の仕事もいずれ機械に取って代わると言われる業界です。
時代の流れには抗えないですから、それはそれで仕方ないでしょう。

ただ、自分の生き方・働き方として将来どうしたいか、というのは自由です。
機械を駆使して仕事の枠を広げるもよし、機械にできない仕事をして自分の可能性を広げるもよし。

いずれにしても、効率化はやり過ぎるといずれ自分が効率化されるかも(?)しれないので注意が必要ですね。

毎週木曜日朝8時メールマガジン『週刊リョウキジ』配信中!

類似の記事:

人気の記事:

はてなブックマーク - 効率化を考え過ぎるといずれ自分が効率化されてしまうかもしれない
Pocket