なんでも屋がやりたかったら「裏メニュー」を作りなさい

今夜は花火大会のところが多いようですね。
私はというと笹塚ボウルでボウリングをしてました。
一投目で膝を強打。読んで字のごとく「orz」のように転びました。
男35歳。曲がり角でしょうか。

今日のブログは「なんでも屋はどうすれば事務所経営がうまくいくか」について。

そもそも専門特化したらそれ以外の業務はどうするの?

士業の専門特化はもう当たり前の時代です。

建設業専門の行政書士。
産業廃棄物専門の行政書士。
ビザ専門の行政書士。
介護事業専門の行政書士。
飲食店専門の税理士。
助成金専門の社労士。
ベンチャー企業専門の弁護士。

差別化のため、ブランディングのため。
みなさん見せ方を工夫したり努力したり。
専門特化して活躍されている方はかなり増えました。

私も会社設立専門や法人登記専門と謳っています。
実際受任している案件の9割以上が法人登記です。

専門を絞るというのはときに勇気が入ります。

「絞ったら、それ以外の仕事が来なくなるんじゃないか」
「絞ったら、それ以外の仕事を受注したら印象が悪くなるんじゃないか」

そんな不安を抱えるひとも少なくありません。

「佐藤先生は相続のお仕事はやらないんですか?」
そんなときに専門を絞っていても、いい方法がひとつだけあります。

裏メニューという方法

それは「裏メニュー」にするという方法です。

会社設立やります! 相続できます! 債務整理もやります!
成年後見? もちろんやります! 何でもやります!

という司法書士がいたらガッツは買いますが、依頼する側したら「この先生に依頼して大丈夫かな?」と不安になりませんか?

だって。

ラーメンやります! うどんもあるよ! カレーもね! あとガパオもあるよ!
ってレストランにちょっと味の期待はできないですよね?

それと同じです。
それなら、得意なものをメニューに載せ、“一応できるもの”は裏メニューにすればいい。

「うちは塩ラーメンなら誰にも負けないよ。でもね、実は得意客しか知らない裏メニューがあってね(ニヤリ)」
と言われたら裏メニューにも期待しちゃいますよね。

できる業務だけど、専門特化している業務とは相容れない業務や表に出したくない業務でしたら「裏メニュー」という方法がピカイチです。

私の相続業務が実はそう。
法人登記と相続登記はあまり関連しない業務なので、相続の方は裏メニュー扱いにしています。

では、私が相続が得意ではないか、というとそんなことはありません。
相続に特化しているひとにも負けない知識・能力はあるという自負はあります。

専門外の仕事を紹介されるときは認められたとき

専門外の仕事を紹介されたとき。または打診されたとき。
「◯◯先生は、△△の業務はやられてないんですか?」

これは実力もしくは人間性が認められたということです。
「◯◯さんがやっている業務なら、ぜひ◯◯さんにやってほしい」ということですからね。

クライアントの期待に応える、または期待を超えることでしか成長は望めません。
専門特化していないからという理由だけでむげに断るのは相手からはおごりと捉えられても仕方ありません。

その期待。やはり裏切りたくないものです。
(そもそもできない業務なら、できる先生を“自信を持って”紹介します)

また「裏メニュー」という見せ方はどこか特別扱いされたものになります。
なんでもやります状態のメニューでは相場以下の報酬しか取れない可能性が高いですが、裏メニューなら話は別。
「先生がやってくれるならいくらでもいいよ」となりそうじゃないですか?

さいごに

「裏メニュー」の方法はあくまでテクニックです。
しかし、事務所経営のためには必須のテクニックだと私は思います。

「専門特化、専門特化」と叫ばれて久しい士業業界。
自分をどう見せるかが売り上げや経営に直結する時代になりました。

しかし、自分を必要としてくれるひとのために掛け値なしに働く。
その気持ちはいつまでも持っていたいものです。

時給換算してそれ以下の仕事は受けない。
それはそれで正しい選択肢かもしれませんが私にはできない。
時給よりも永給(人生において得られる利益)のほうが大事だから。

「佐藤さん、◯◯やってないの?」って言われたら、まずは自分がやってあげられないかを第一に考えます。
それでも、私がやるよりも知人がやったほうが100%いい結果になる確信があるときは、説明をして理解していただいてから知人を紹介しています。

見せ方の工夫。
ブランド物を身に付けるとか、いい車に乗るとかではなく、クライアントや社会の利益を第一に考えて工夫したいものです。

クライアントの満足度を高めるという意味で「裏メニュー」はその方法のひとつだと私は思います。
さあ、明日から表向きの“なんでも屋”は卒業しましょう。

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