“ネチケット”はどこに行ってしまったのか

“ネチケット”ってみなさんご存知ですか?

私と同じ世代のかたはもちろんご存知かと思いますが、すでに死語になっているようなんです。
ちなみにネチケットとは、「インターネット上のエチケット」のこと。
ネットとエチケットで「ネチケット」ですね。

でもどうしてネチケットは死語になってしまったのでしょう…
正直なところ、疑問です。

SNSの世界とリアルの世界は同じ

インターネットといえば現在はSNS全盛の時代です。
FacebookにInstagramにTwitterに最近はnote。
我々の日常世界にすでに溶け込んでいるSNS。

SNSの世界とリアルの世界。
私は実は同じ世界だと思っています。

実際に会ったひとにフォローや友達申請してお付き合いを継続。
SNSでの発信をいつも見ていて実際に会ったときにその話題で盛り上がる。

このオンラインとオフラインの繰り返し。
これこそがSNSの醍醐味であり存在意義ではないのかなと。

つまり、リアルの世界を補完する役割を果たすのがSNSの世界であり、
SNSの世界で蓄積した関係性を更にリアルの世界で深めていく。
それがSNSというツールの本当の役割ではないのかなと。

だって“ソーシャル・ネットワーキング・サービス”ですから。

リアルの世界でのマナーはSNSの世界では不要?

SNSを見ていると、「なんだかなあ」と思うことが多い。
先日、目に飛び込んできたのは、知り合いでもないのに自分と違う考えの投稿に汚い言葉で罵りとも思えるコメントが付いていたことです。
みなさんもよく目にすると思います。

これはマナーとしていかがでしょうか。
SNSだから許される? ネットの世界なんてそんなもん?

私はマナー違反だと思います。

SNSの世界とリアルの世界は同じだと思っているからですね。
これはリアルの世界に変換するとこういうことです。

カフェで友人と政治をテーマに会話。
そうしたら急に隣のお客さんが「その考え方はいかがなものかと思います。」と横槍を入れてくる。

これめちゃめちゃビビると思いますし、不快以外の何物でもないはずです。
そして「お前誰やねん!」と。

リアルの世界ではありえないことがSNSの世界だと頻繁に起こる。
リアルの世界ではマナー違反なことが、SNSの世界だとマナー違反ではなくなるということはないはずです。

ビジネスネームを使っているかたや顔写真を出せないかたがいるのもSNSの世界。
本名を出せない事情や、会社にバレたくないなどの事情がきっとあるはずです。

しかし、それらの事情はその本人にしか関係がないこと。
SNSの世界で信頼関係を築こうと思ったら本名顔出しのひと以上に安心してもらう材料が必要になります。

よく耳にしますよね。

「顔も名前も出してないやつとは絡みたくない。」

素性を明かせない人間とは付き合いたくないというのは人間としての本能だと思うのです。

プライベート利用者とビジネス利用者が混在する

仕事とプライベートを分けたいと思うひとは多いですね。
リアルの世界では難しくないでしょう。
プライベートの友達と遊ぶ。仕事の付き合いで飲み会に行く。
きっちり分けることが可能です。

しかし、SNSの世界はそうはいきません。
自分の投稿を見るフォロワー、知人はプライベートも仕事も関係ありません。

だから、マジメな投稿にプライベートの友人から変なコメントが付いて「イラッ」としたり。
お客さんから遊んでると思われたくないからプライベートの投稿を控えたり。
ということが意図せずに起こるのだと思います。

いわゆる“SNS疲れ”の原因はここにあります。
私がそうですから。

今の時代だからこそネチケットを見直そう

これだけSNSが発展した現在。
なぜネチケットが死語になってしまったのか。

「友達申請の際は必ず一言メッセージを添えてください。」
これもプライベート利用者とビジネス利用者が混在しているからです。
プライベートで利用しているひとからすると不愉快。
ビジネスで利用しているひとからすると「しゃらくせえ」。
自分のルールが必ずしも相手に通用しないのがSNSの世界でもあります。

もし、SNSの世界でも円滑な人間関係を構築していきたいと思ったら、リアルの世界に置き換えて考えてみればいいと思います。

本当は特定のひとに向けて批判を展開しているけれど、名前を出していないから大丈夫。
⇒ その特定のひとは読んで傷ついています。でも名前が書いていないから文句も言えない。モヤモヤ。

イジメっ子がこういうのやっていませんでしたか?
「あいつすげーむかつく。」「え?もしかして私のこと?」「ううん違うよ、◯◯さんのことじゃないから。」(本当は◯◯さんのこと)

マジメな投稿に対して全然趣旨とは関係ないコメントを付ける。
⇒ 「お前俺の話聞いてんの?」

いますよね。ひとの話聞かずに自分の話ばっかするひと。
コメント欄に長文をグダグダ書くタイプはきっとそういうタイプです。

だから、リアルの世界でマナーが悪いひとはきっとSNSの世界でもマナーが悪いと思うのです。
逆もしかり。
SNSの世界でマナーが悪いひとはきっとリアルの世界でも…。

まとめ

「これをすれば相手はどう思うか。」
この気遣いとして当たり前のことがリアルの世界でもSNSの世界でもできるかどうか。
がネチケットとして重要だと思います。

ネチケットが死語になった理由。
「ネットの世界もリアルの世界もいっしょだからエチケットに統一でいいよね。」
だったら個人的に嬉しいです。

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