マナーの悪い“フリーライダー”対策はルールの明文化しかない。

フリーライダーとは

「サービスの対価を支払うことなく、利益のみを享受する人のこと。」
「他人が費用負担したものを、対価を払わずに利用するだけの人。」

要するに直訳すれば“タダ乗り”です。

先日開催されたイベントにて

先日主催者のひとりとして参加したイベントが無事終了しました。
約300名の方にご来場いただきました。

このイベントは出展者がそれぞれ自分の“好きなこと”をテーマに出展する文化祭のようなものです。
私は起業相談のブースを出展しました。

その他に写真の展示、トークイベント、詩の朗読、コンサルティング、ワークショップ、セミナー、カフェ、物販…。
合計25名を超える出展になりました。

もちろん出展はタダではありません、お金がかかります。
会場費など予算を組んだ結果、出展料はひとり一万円を超えました。

私も主催者側の事務局として微力ではありますが尽力してきました。
月一回の打ち合わせや会場の下見など、事務局および出展者全員、本業の仕事とは別に時間を作り準備を進めてきました。

“たった一日”のために一年以上も前から準備を進め成功をおさめた今回のイベント。
関係者一同喜びもひとしおです。

ですが。

残念なことがあったのもまた事実。
それが“フリーライダー”の存在です。

出展者ではないのにイベント会場内で自分のサービスをはじめる

空いている時間帯は私もスタッフとして会場の見回りや来場者への声がけなどを行いました。
その際にとても残念な光景を目にしてしまいました。

出展者ではない方が、会場内の空いているスペースで自分のサービスをはじめてしまったんですね。
そのときはスルーしたのですが、今思えば即時にやめさせるべきでした。

なぜかというと「出展者に同業者がいるから」です。
その出展者ではない方がやっていたサービス。
同じサービスを出展者でやっている方がいるのです。

私はなぜその場でやめさせなかったのか、今とても後悔しています。
出展者がどれだけのお金と時間をかけてこの“たった一日”のために準備をしてきたか。
それを知っているからです。

この出展者ではないのに自分のサービスをはじめてしまった方々。
※ひとりではなく複数だったのだからまた驚き

おそらくまったく悪気はなかったのだと思います。
しかし、だからこそタチが悪い。あなた方の行為は“場の窃盗”です。

「これをやれば相手はどう思うか。」

このことを考えることができないひととのコミュニケーションは本当に難しい。
相手への配慮、いわばマナーの問題ですから。

しかし、こういった人間が一定数存在することは避けられません。

ごく一部のマナーが悪い人間のために、全体に適用されるルールは作られる

そうなると、結果的にルールとして明文化するしか対策はなくなります。

・歩きタバコをするひとがいるから条例で禁止する
⇒マナーのいい愛煙家まで肩身が狭くなる

・保険の勧誘をするひとがいるからルールで参加不可にする
⇒本当に顧客のことを第一に考えている保険会社のひとが困る

・ほしいからと商品を買い占めする
⇒ひとり◯個までと限定される

こうやってマナーの悪いごく一部の人間のせいで関係のない人間までどんどん居心地の悪い環境になっていきます。
おそらく、もし来年も前述のイベントが開催される場合、明文化されることでしょう。

「出展者以外の会場内でのサービス提供は禁止。提供しているひとを見つけたら即刻やめさせる。」

最後に

これは主催者という立場になったからこそ気付いた点だと思います。
主催者以外にはその“たった一日”は“一日”という『点』にしか見えません。

しかし、我々主催者はその“たった一日”のために一年以上も前から準備を進めてきました。
つまり“一日”という『点』ではなく、その“一日”まで長く続いた『線』なのです。

この差は凄く大きい。

「そんなに目くじらを立てなくても…」とこの記事を読んでいて感じたかたもいらっしゃると思います。
ぜひ一度イベントの主催をしてみてください。
どんなに小さいイベントでもいいです。飲み会の幹事でもいい。

イベントというものに対する価値観が変わります。

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