「うちの業界、特殊だから」⇒一般的な業界ってあるの?

「うちの業界、特殊だから」

今まで何回聞いたことか。
みんな口を揃えて言いますよね。
※私も言ったことがあります

特殊な業界って当たり前のように使いますが、それでは“一般的な業界”ってあるのでしょうか。

私には思い付きません。

じゃあなんでわざわざ「うちの業界、特殊だから」って言うのでしょう。
考えてみれば不思議ですよね。

世の中は特殊な業界でできている

金融、マスコミ、芸能、風俗、法律、公務員、ライター、SE、出版、音楽、飲食、美容、ホテル、不動産、スポーツ…。

私が思いつく業界だけでもたくさんあります。
このどれもが一般的な業界とは思いません。
私からしたらすべて特殊な業界です。

「業界用語」というものがあるくらいですから、同じ業界のひとにしかわからないルールや決まり、常識があるのだと思います。
その発言の真意には潜在的に「我々の業界は特殊(特別)」という思いがあるのかもしれません。

ついつい言ってしまいがちな特殊な業界発言ですが、一般的な業界なんて、おそらく存在しません。

なぜ、自分たちの業界を“特殊な業界扱い”したいのか

私が言ったとき、言われたときのことを思い出してみました。
すると、ひとつの答えに落ち着きます。

それは「自分はいいんだけど、業界が許さない」というパターンのとき。
つまり「私は悪くないんだよ、許してね」というときです。

それを体の良い言葉に変換したのが「うちの業界、特殊だから」です。
「うちの業界と取り引きしようと思ったらうちの業界のルールに従ってね」っていう暗黙の意味もあるかもしれません。
業界のせいにしておけば楽ですからね。

裏を返せば「郷に入っては郷に従え」ということです。
「うちの業界、特殊だから(こっちのルールでやってくれるよね?)」という言葉が省略されている気がします。

日本人らしいオブラートに包んだすばらしい表現です。
とはいえ「うちの業界、特殊だから涙」とただのグチで使うひともいますけどね…。

ちなみに司法書士の業界は特殊です(キリッ)

類似の記事:

人気の記事:

はてなブックマーク - 「うちの業界、特殊だから」⇒一般的な業界ってあるの?
Pocket