みんながみんな無料サービスを使うとは限らない ~専門家はシェフになれ~

Googleで検索すれば無料で何でも調べられる時代です。
例えばレシピ。

もうレシピなんて検索すればいくらでも出てきます。
今は便利なクックパッドもありますね。

じゃあ、以前より楽に調理ができるようになったからといって自分で料理をするひとが増えたかというと…
そうでもないと思います。

外食するひとは外食する。
ふだんは自分で作るひとでもここぞのときは高めのレストランに行くこともあるでしょう。

誕生日や結婚記念日は高級レストランの方が自分にふさわしいと思っているからですね。
大切な記念日に、安いからといって牛丼チェーンやマックに行くひとはいないと思います。

無料や低額のサービスが出てきたからといって“すべてのひとがそれを使う”とは限りません。
ひとは時と場合により、サービスに“ふさわしさ”を求めるのです。

会社設立が無料でできるからって全員がそのサービスを使うわけじゃない

無料の会社設立サービスが続々とリリースされています。

◆会社設立freee(フリー)
⇒ http://www.freee.co.jp/launch/

◆無料登記ドットコム
⇒ http://www.muryotouki.com/

「もう、会社設立業務は受任できない…」
と嘆く専門家も多くいるようですが、はたしてそうでしょうか。

これらの会社設立サービスが出てきたことによって打撃を受ける専門家。
それは、これまで専門家としての価値を提供してこなかった専門家に他なりません。

業務を受任したいがために報酬を安くしてきた専門家は注意です。
理由のない値下げは「私には元の価格の価値はありません」と言っているようなものですから。

「お客さまが感じる価値=報酬金額」
無料のサービスに負けるということは所詮その程度の価値しか提供してこなかったということです。

ちゃんと価値を提供してきた専門家はおそらくビビっていない。
むしろ「安くだけやってくれればいい」という質の悪い問い合わせが減るからウェルカムなはず。
三つ星レストランの経営者は激安チェーン店の動向をそこまで気にしないと思うのです。

お客さまが自分にふさわしいサービスを求める以上、我々専門家もその期待に応えるふさわしい存在でなくてはいけません。
だからこそ適正な報酬をいただくことができるわけです。

そのためにも自分の価値を「見える化」する必要があります。
どんな価値でも相手に伝わらなかったら無価値。
「情報発信が重要」と私が常々言っているのはこのためです。

高単価・高付加価値を追求していきたいですね。

専門家=シェフ

レシピと専門家の話を関連づけるのであれば、専門家はシェフだと思います。

素人が高級レストランのレシピを見ながら料理をしてもおそらく本物のシェフにはかなわない。
同じ材料を使用しているのに完成度がまったく違う。

これが付加価値、つまり専門家の存在意義だと私は思います。
オートメーション化されて作られた料理に本物のシェフが負けてはいけないと思うのです。

だからこそ、これからは本当の能力が試される時代。
ただ調理師免許や◯◯士という“資格”があるだけでは通用しない時代が到来するのです。

それをヒシヒシと感じているのが実は受験する前の受験生予備軍なのかもしれません。
受験生激減の要因のひとつだと思います。

【参考記事】なぜ、司法書士試験の受験者数が激減しているのか
⇒ http://ryoki-blog.net/2015/06/entry5013.html

とはいえ、これからどうなるかは正直私にもわかりません。
どんな時代が到来しても、生き抜く術を今のうちから身に付けるのが一番かな、と思います。

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