フロントエンドとバックエンドを意識し過ぎると顧客は離れる。

「フロントエンドとバックエンド」
マーケティングの基本戦術です。

バックエンド商品を買ってほしいのでまずはフロントエンド商品でお試し。
いきなり高額な商品はハードルが高いのでまずはお求めやすい価格のもので試してもらおうというビジネス戦術ですね。

フロントエンド商品で一番イメージしやすいのが「ドモホルンリンクル無料お試しセット」
試供品を使ってみて良かったら実際購入する(バックエンド)にいたります。

士業で言えば無料相談がフロントエンド、顧問契約や業務の受任がバックエンドですね。

しかし、このフロントエンドとバックエンド。
最近は顧客や消費者もちゃんと理解しているのでそうそううまくはいかない気がするのです。

「タダより怖いものはない」

以前は「無料」と聞くと「あら、これタダでいいの!? 悪いわねえ。」
という気持ちにさせ、「じゃあ、何か買わないと悪いわね。」と思わせることで買ってもらう。
ということがよくある話だったと思います。

新聞の営業しかり、保険の営業しかり。

しかし、逆にトラブルの元になっていたことも事実。
タダでもらって悪いと思っている相手の弱みにつけこんで買わせる方法は良いやり方とはいえません。

こういった方法が氾濫したので、顧客や消費者も学びます。
無料や安さに「裏がある」ことに気付くわけです。

ひとは売り込まれることを嫌う

無料や異常な安さには裏があることに気付いた以上、フロントエンド商品ですら売ることが難しくなります。
「無料だけど、これを買うと間違いなく売り込まれる。だからもらうのをやめよう。」

ちなみに、私も発行していますがメルマガもフロントエンドとバックエンドです。
メールアドレスと引き換えに無料(フロントエンド)で情報を配信します。
しかし、それだけなら配信する側のメリットがありません。
たまに自社のサービスや商品の宣伝をして買って欲しい(バックエンド)からメルマガを発行しているのです。

私の場合はイベントの告知やセミナーの案内ですね。

そんなメルマガですが、最近は購読するひとが減りました。
あまりにも売り込み色が強いメルマガが増えたので、メルマガ自体に登録するひとが少なくなったからです。
売り込まれるのは誰でもイヤですから当然です。
楽天のメルマガがいい例かもしれません。

目的が何かをハッキリさせる

フロントエンドとバックエンドはビジネスをするにあたっては大事な戦術です。
しかし、使い方を間違えると顧客は離れることに。

目的が「稼ぐこと」ならいいでしょう。
無料のセミナーをやって、情報を小出しにして、続きはこちらの高額のセミナーに参加すれば聞けます、という方法。
本当に聞きたいと思う人は何十万円でも払って参加するかもしれません。

しかし、自分の考え方や想いをもっとたくさんのひとに知ってほしいという目的だったらでしょう。
先ほどと同じ方法を取った場合、聞いているひとは興ざめじゃないでしょうか。

稼ぐことを否定しているわけではありません。
稼ぐことはめちゃめちゃ重要なことです。当然私も稼ぎたい。

私が伝えたいことは、自分の目的と照らし合わせたときに「フロントエンドとバックエンドという方法が最善の方法なのか」ということを考えてほしいということです。

せっかく心に響く素晴らしいことを伝えていても、最後に「今日来てくださった方に特別なご案内です」と“本日限り特別価格”のチラシが配られたらどうでしょうか。
ビジネスとは頭では理解していても拒否反応を示すのじゃないでしょうか。

顧客あってのマーケティングです。
自分の目的を忘れ、参加者の人数を数えて皮算用をはじめたら要注意かもしれません。

今日のリョウキ

今日は会社設立を1件、NPO法人の変更登記を1件申請。
午後は急ぎの案件の謄本取得のため法務局へ。
夕方は4月に設立予定の会社設立打ち合わせを1件。

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