「これからもお願いするからさ、今回は安くやってよ。」パターンは冷静に見極める必要がある。

「これからもお願いするからさ、今回は安くやってよ。」

フリーになれば誰もが一度は言われるこの言葉。
みなさんは受けますか? 断りますか?

2つのパターン

ほとんどの方がこんなことを言われたら「やりたくないなあ」と思うでしょう。
経験上の話をお伝えしますとこのパターンの場合、2つの結論になることが多いです。

◯今回限りで仕事が来なくなる
一番多いのがこれ。最初だけで二度と依頼が来ないパターン。
「これからもお願いするって言ってるしな… 今回だけは安くしてあげるか…」
というこちらの気持ちは木っ端微塵に打ち砕かれます。

いろんなひとにそう言ってるんでしょうね。
こういった方はそのうち誰からも依頼を受けてもらえなくなるかもしれません。

士業も狭い業界です。
「コイツの依頼は二度と受けない」という噂はそこら中に広がっています。

「相手を泣かせてでも利益を得よう」という魂胆はそのうち見透かされます。
自分も知らず知らずに同じようなことをしていないか、気をつける必要があります。

◯これからも同じ金額でやらされる
もうひとつがこのパターン。
「前回と同じ金額でお願いしますね。」

「んぐぐ…」って感じですね笑
お仕事をいただけるのは嬉しいのですが、最初と同じ金額ということで正直微妙。

「そっか…。最初と同じ金額でこれからずっとか…。」
自分の詰めの甘さを恨む瞬間です。

この場合、自分の状況で受け止め方も変わると思います。

開業してすぐ、売上もまだ少ない時期でしたら、正直ありがたい。
「仕事があるだけでもありがたい」
今でも当然感じていますが、売上が少ない時期ならなおさら。
本当にいただけるだけでありがたいものです。
引き受けて経験を積むのがいいかもしれません。

それでは、売上も順調に伸びてきて仕事が途切れなくなった状況ではどうか。
もちろん断るのもひとつの方法です。

「申し訳ないのですが、他のお客様は正規の料金を支払ってくれていますので、その金額では今後お引き受けすることは難しいと思います。」
と言えばそこまで角も立ちません。
意外と「そうだよね。正規の料金で大丈夫だよ。」と言ってくれるひとが多いのも事実。

「あれだけひとりで悩んでいたのはなんだったのか」ということもよくあります。
言ってみるもんです。

「安くやってもらってて悪いなあ」

と思っている方も実は多い。
だから、いきなり断るのも実はもったいないこともあります。

最初はそういう付き合いからはじまったとしても、関係性や仕事の質を見てもらうことで良好な関係になることも多いのです。

2割引きでお願いされたからといって、仕事の質まで2割引きにしてしまうと良い関係は築けません。
2割引きでお願いされた仕事を、逆に2割増しでやるくらいの気持ちが必要です。

その姿は見る人が見れば必ず相手に伝わります。
「ここまでやってくれたのに値下げお願いしちゃってなんか悪いことしたな…」

そう思わせるのが勝ち(価値)です。

明らかに理由もなく安くやってもらいたいというようなお願いは時間と精神力を削るだけなので受けるべきではないです。
また、値下げをお願いするひとに共通するのが修正が多く、とても細かいということ。

打ち合わせで決まったことを後から平気で修正してきたり、後から追加料金が発生するレベルのことを要求してきたり。
いいことないです。

しかし、予算や個別の事情などで今回は安くやらざるを得ないけれども、長い目で見れば良好な関係を継続できそうだなと思ったらむしろチャンス。
「これでもか」という仕事をして「ここまでやってくれたのに値下げお願いしちゃってなんか悪いことしたな…」と相手に思わせる仕事をしましょう。

値下げをお願いして1万円で依頼した仕事が10万円の価値で納品されたら誰だって悪いなって思いますよね。

今日のリョウキ

今日は相続登記を1件申請。あとは4月1日に申請する登記の準備など。
午後はたまたま渋谷で時間が合ったので私が尊敬する経営者の方と少しお茶しながら世間話。
客観的に見れば会社にとってよくない出来事でもいつもポジティブに捉えて笑って話す姿。
見習わなくちゃいけないなあと。

明日はメルマガ配信日なのでこれから書きます。

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