「司法書士って誰がやっても同じだよね」というひとは価格以外見ていないのか。

「司法書士って誰がやっても同じだよね。」
「できあがる登記簿なんて誰がやっても同じ登記だしね。」

これまで何度耳にしてきたかわかりません。
悪気なく言うひともいます。

ですが、実は言われる私はたいして気にしていません。
そう言ってる方も実は最後は“ひと”で選んでるからですね。

誰がやっても同じなの?

厳密に言えば同じではないです。
不動産登記に関してはある程度登記する事項が決まっているので誰がやっても同じ登記簿になることが多いと思います。
しかし、法人登記は別です。

「法人を作りたい。」
という依頼があったときに例えば3人の司法書士が相談を受けた場合、おそらく全て違う登記簿が完成すると思います。

ある司法書士は株式会社、ある司法書士は合同会社、ある司法書士は一般社団法人の設立をそれぞれアドバイスするかもしれません。
全員の司法書士が株式会社を勧めた場合でも、資本金の金額や事業目的、決算期や役員構成は違ってくる可能性が高いでしょう。

だから、「誰がやっても同じ」ということはありえません。
「どの司法書士に依頼するか」というのは言うまでもなく重要なことです。

たまに司法書士自身がその発言をすることがありますが、私にはよく理解できません。
「先生は言われたとおりやってくれればいい」という内容の登記をふだんされているのでしょう。

仕事の受け方は自由ですが、“司法書士”という資格自体の価値が下がるような受け方はしてほしくないものです。

価格で勝負したらおしまい。最後は結局“ひと”

価格でしか見ないクライアントを相手にしているとだんだんと苦しくなってきます。
売上がまだ少ない状況ではいたしかたない面もありますが、軌道に乗り始めてきて価格ではなく“ひと”でお仕事をいただけるようになると話は別。
今後は適正な価格をいただくようお伝えした方が好転します。

切られたら切られたでその分時間が空きますから、適正な売上を上げるための次のステップの準備を進める方がいいです。
切られなかったらそれはそれで適正な価格になるのでいいクライアントになるということですね。

時間とともに自分も周囲もクライアントも変わっていきます。
“新陳代謝”があるのは当然のことですね。

「司法書士って誰がやっても同じだよね。」
の発言ですが、結局このように言ってる方でも見てるのは「経験」「実績」と「仕事への取り組み方」です。
最近は「お客様の声」などのレビューも重要です。

やはり仕事を依頼する以上、「失敗してほしくない」というのが本音です。
価格が安すぎる事務所に依頼する。最後はやはり二の足を踏んでしまうのでしょう。

経営者であれば「個人事務所の価格が安い」というのがどういうことなのかよくわかっているからですね。
ユニクロやマクドナルド、牛丼チェーンの安売りとはわけが違うのです。

理由もなく価格を下げるのは仕事が取れないからです。
仕事が取れないから価格を下げようとなります。

なぜ仕事が取れないか。
それは経験や実績がないからですね。
でも仕事が欲しいから低価格でも受けてしまう。

つまり「低価格=経験がない」ということですね。
経営者はそれを理解しているので、安すぎると不安になります。

当然ですよね。
ルイヴィトンやエルメスのブランド物が定価の1割とかで売ってたら誰だって“質”に疑問を持ちます。

「値付けは経営センスを問われる」と言っても過言ではないです。
それくらい難しいことです。

「あの案件いくらでやってる?」
これは同業者同士の相談でも一番多いんじゃないでしょうか。

あとはもう本当に共通点です。
仕事の成果には関係ないんですけどね。

出身地が同じとか、大学が同じとか、名字が佐藤とか(笑)
つまり、結局は“ひと”です。

だって。

まったく同じ素材で同じ味で同じ見た目のカレーライスが3つ。

ひとつは大好きなひとが作ったカレーライス。
ひとつは大嫌いなひとが作ったカレーライス。
ひとつは「噂の東京マガジン」で通りすがりのひとが作ったカレーライス。

「誰が作っても同じだからどれでもいい」とは思いませんよね?

つまり、「司法書士の仕事は誰がやっても同じ」ではないですよね。

今日のリョウキ

お昼前に芝浦にて一般社団法人設立の打ち合わせ。
めっちゃ眺めがいいところでテンション上がりました(⇐田舎者です)

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