「1000万円稼いだ」という情報だけでは実は何もわからない。

「1000万円」

わかりやすい数字だからでしょうか。
よくビジネス書などでも目にする数字です。
消費税が課税される目安にもなりますね。

※参考
納税義務の免除【国税庁HP】
⇒ https://www.nta.go.jp/taxanswer/shohi/6501.htm

そんな「1000万円」ですが、稼いだひとをあなたは凄いと思いますか?
実は、この「1000万円」という売上だけに焦点を当てても実はよくわからないんです。
というわけで、今日は「1000万円の質」についてお伝えします。

実働時間

AさんとBさん、同じ年商1000万円です。

違うのは「実働時間」
Aさんは土日関係なく365日毎日朝から終電まで仕事。
Bさんは平日10-17時までしか仕事せず。

どうでしょう。

Bさんは「凄いなあ」と思いますが、Aさんは「それだけ働いてそれ?」
という感じじゃないでしょうか。

個人or組織

次にひとりなのか組織なのか。
A事務所はひとり事務所。B事務所はスタッフ4名体制です。

どちらも同じ「年商1000万円」
ひとり事務所で1000万円なら悪くない数字だと思いますが、スタッフ4名で1000万円だと…。
人件費や家賃その他の経費を考えるとちょっと厳しいですよね。

A事務所とB事務所、利益がまったく違います。

広告宣伝費

次に「広告宣伝費」です。
A事務所は紹介のみでまったく広告宣伝費をかけていません。
B事務所はリスティング広告やチラシなど広告宣伝費にかなり経費をかけています。

どちらも同じ「年商1000万円」
A事務所は広告宣伝費ゼロ。
B事務所は広告宣伝費300万円。

こちらも先ほどの組織の例といっしょで利益がまったく違ってきます。

単価✕件数(客数)✕リピート(継続)

「売上を上げるためにはどうすればいいか」
ということを考えるときに必ず出てくる公式ですね。

単価を上げるか、件数を増やすか、リピートを増やすか。
「単価✕件数(客数)✕リピート(継続)=1000万円」
とした場合、同じ1000万円でもこの3つの割り合いが重要です。

単価が安い場合、件数とリピートを大量に増やす必要があります。
件数が少ない場合、単価を上げるかリピートしてもらわないと厳しいですよね。
リピートが少ない場合、新規の顧客獲得が大変なわけです。

もちろん逆もあります。

単価が高い場合、たったひとりの顧客を失った場合の影響が大きいです。
件数が多い場合、顧客フォローが大変です。
※リピートが多いのはいいことですね。

つまり、バランスが大事ということですね。

司法書士の場合、1000万円の内、一業者からの売上が900万円だとかなり不安です。
万が一切られたら終わりです。
一箇所に売上を依存してしまうのは危険なので分散させることをオススメします。

1000万円を細かく刻むことの是非

年商1000万円とした場合、月商は約84万円。
1か月を4週間とした場合、1週間で約21万円。
1週間の内、5日間働くとした場合、1日約4万円。
1日8時間働くとした場合、時給5,000円。
年商1000万円を目標とした場合、1時間に5,000円稼ぐ必要があります。

…という考え方もありますが。

私はあまり時給とか気にしないタイプです。
時給で考えると目先の利益にとらわれそうだからですね。

「俺は時給3万円だから」と1万円の案件を断って、実はその後に紐付いていた100万円の案件を逃すことになったら笑えません。
目が「¥」マークになることだけは避けたいところです。

人間も売上も、見た目と中身のバランスが重要

自分のブログ記事で恐縮ですが、以前こんな記事を書きました。

【商品もサービスも人間も、結局は「中身」と「見た目」の両立じゃないかという結論に至りました。】
⇒ http://ryoki-blog.net/2014/12/entry3955.html

ここに売上も追加します。
必要以上によく見せようとしてもいいことないです。

安定している年商600万円と不安定な年商1000万円。
一時的には後者の方が羽振りがよく見えますが、長い目で見るといつか逆転します。

売上の安定は心の安定にも繋がります。
ライバルが自分より稼いでいるように見えても地に足をつけて経営したいものです。

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