「ひとり事務所」への想い

私は自分が考えていることを言葉にして「伝える」ことがあまり上手ではありません。
人前に立って話す経験がこれまであまりなかったからかもしれません。

しかし、私はどうしても伝えたい。
もっと話し方・伝え方が上手になりたい。

今年は「挑戦」の年にすると決意しました。
人前で「伝える」ことを磨きたいと思ったため「講師オーディション」に申し込みました。

その予選が本日開催されたため、参加してきました。
結果は後日発表されますが、おそらくダメでしょう。
自分が一番よくわかっています。

しかし「挑戦」した結果得られたものがあります。
この経験はおそらく今後の人生に間違いなく活かされるでしょう。

本日、予選でお伝えした内容をご紹介したいと思います。
話すと約10分、長文になりますが、お読みいただければ嬉しいです。

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こんにちは。佐藤良基と申します。よろしくお願いします。
私は「司法書士」という仕事をしています。
司法書士にもいろいろな仕事がありますが、「起業」をサポートする仕事を得意としています。
司法書士の仕事を通じて「起業家のインフラ」となることが私の使命です。

これからの時代、私は「国民総起業家時代」。そんな時代が来ると思っています。
「一家に一社」それが当たり前の時代が来ると思っています。

それはなぜか。理由は二つあります。

まず一つ目。誰でも起業できる環境が整います。
みなさん、現在、会社は1年間で何社設立されていると思いますか?

昨年は1年間で95,000社(※株式会社・合同会社)が設立されました。
1日にすると何社でしょう。
約260社設立されている計算です。
1日に260人の社長がこの日本に誕生しています。

8年前に法律が改正されて会社は作りやすくなりました。
25万円あれば誰でも社長になれる時代です。
時間もかかりません。
私の経験では最短でたったの一日。
たった一日あれば社長になることが可能なんです。

この95,000社という数字はこれからもっと増えます。
政府が起業を推進する政策を取り始めました。
また、個人の所得税を増税する代わりに法人税の引き下げが検討されています。

物理的な環境も整ってきました。
固定費の安いレンタルオフィスが都心に増え、自宅を会社にして起業する社長も増えています。
ノマドスタイルの流行もその証拠です。

次に二つ目。雇用に頼る時代が終わります。

雇用に頼る時代が終わる。

ブラック企業という言葉が当たり前になりました。
ツイッターで気軽に会社のグチをつぶやく社員のせいで会社の悪い噂が立つということはもうめずらしくないですよね。

これでは企業側も雇用に対して慎重にならざるを得ないでしょう。

またITの発展により、今はヒトがやっていることもいずれ機械がやる時代がきます。
我々司法書士の手続きも一回のクリックで終わる時代が来るかもしれません。
そうなると人を雇用する必要がなくなります。
すべてはヒトに変わって機械が働く時代が近い将来のきたるべき姿かもしれません。

しかし、私はこのような未来を悲観しているわけではありません。
むしろ望ましい姿だと思っています。

誰でもできることは機械が行うことによって効率化していくべきです。
誰でもできることでなおかつ誰もやりたくないような仕事はヒトがするべきではありません。

機械にはできない、クリエイティブな仕事が本来ヒトに求められる仕事だと思います。
そのクリエイティブな能力は誰しもが持っていて、誰しもがお金に変えられる…
つまり起業できる資格・リソースを誰もが持っていると私は確信しています。

「競争から共創へ」

私が提唱する起業のスタイルです。
「あいつには負けたくない」
「あそこの会社だけには負けたくない」
起業にそもそも勝ち負けはありません。

起業の目的は「顧客に価値を提供してその対価としてお金をもらうこと」これに尽きます。
競争することに顧客目線は果たしてあるのか。私は疑問です。

大切なことは顧客に価値を提供すること。
そう考えるならば競争ではなく共創になるはずです。

「競って争う」のではなく「共に創る」
できない部分をできる会社がお互いにサポートし、ひとつの商品やサービスを創る。
これが理想の形です。

競争では足の引っ張り合いになりますが、共創では支え合いになります。
起業家同士がアライアンスを組み、相乗効果を生み出し、ひとつの目標・目的を達成することで、顧客に提供する価値も何倍にもなるはずです。

私は本当のビジネスの世界でアライアンスに失敗しないよう、ゲーム型の研修によりアライアンスを体感するイベントを主催していますが、それは起業家同士のアライアンスがこれから非常に重要になると確信しているから行っているものです。
ゲームでたくさん失敗してアライアンスを学んでいただき、本当のビジネスの世界に活かしてほしい、そういう想いがこめられています。

自分で目標を立て、達成することがいかに大事かということをお伝えします。

私の実家は宮城で新聞販売業を営んでいます。
自営業の父の息子です。

しかし、起業や事業について父から教わることはありませんでした。
父からはとにかく「いい大学に行け」それだけでした。

私はなぜ「いい大学に行くことがいいことなのか」わからずに父に言われるまま勉強しました。
結果、地元の高校から何十年ぶりという快挙で同志社大学に現役合格しました。
父は泣いて喜びました。私も父の姿を見てうれしかったのをはっきりと覚えています。

私は目標を達成しました。「いい大学に入る」という父が立てた目標です。
それから先、父は目標を与えてくれませんでした。
私が同志社大学に合格したことに満足してしまったからです。
「いい大学に入る。」
子どもの将来を思っての親心だとはもちろん今では理解しています。

私は単身宮城から京都に引っ越し、一人暮らしを始めます。
目標を達成し、次の目標がない私はどうしていいかわかりませんでした。

父の作った道を一生懸命走ってきましたが、自分で道を作った経験はありません。
道の作り方も教わっていない私は途方に暮れました。

ここから4年間の引きこもり生活が始まります。
私はこの4年間のことは一生忘れません。

自分で自分のことを考え、実行する。
つまり道の作り方は起業家育成の考え方に発展します。
起業家の育成は子どものときから行うべきだと私は考えます。

私には5歳の娘と2歳の息子がいます。
子どもたちには道の歩き方ではなく道の作り方を教えてあげたい。
いい会社に入るための勉強ではなく、いい会社を作るための勉強を教えてあげたい。
そう思っています。

現在、子ども向け起業体験ゲーム研修事業のサポートをしています。
先日は山梨県の商工会で小学4年生〜6年生を対象に研修を行いました。

子どもたちは本当に楽しそうに起業を体験し、まさに経営をしていました。
商品を仕入れ、販売し、決算を迎える。利益を出し、経費を払う。
現実の会社と同じ仕組みのゲームですが子どもたちの方が大人よりもルールを覚えるのが早いんです。
本当に子どもたちの発想は柔軟です。

今現在、小学生から起業を前提とした学習カリキュラムを組んでいる学校がはたしてあるでしょうか。
なぜ大学に入るための勉強しか教えないのでしょうか。

ひとりでも、将来起業したいと希望する子どもたちを増やすのが私の使命です。
子どもたちが将来起業するために必要な環境を今から整えておくことが我々起業家の使命だと思います。
「お父さん、俺、起業したい!」と子どもから言われるのが私の夢です。

私は過去、児玉清さんの司会で有名なクイズ番組「パネルクイズアタック25」で優勝した経験があります。
アタック25に出場するのは小さいときからの夢であり目標でした。

私が自分で立てた目標でかつ達成した初めての目標です。
アタック25に出場し、優勝したことで初めて自分に自信が持つことができました。

出場するために猛勉強し、過去に出場したひとのブログを読み漁り、本番の対策を考えた結果が優勝です。

目標を達成する。
つまり、やりたいことに向けるパワーというのは、ものすごいものがあります
また、その目標を達成することで自信がつきます。

目標を設定し、設定した目標を達成するサポートをするのが私の役割です。

私には起業家をサポートするという使命があります。
子どもたちには起業の夢を与え、大人たちには起業の希望を与えるというミッションがあります。

6年後、2020年。40歳。起業家として10年目。
東京オリンピックが開催される年、私は節目の年を迎えます。
きたるべき「国民総起業家時代」に備えて、アライアンスを組みながら仕事をするワーキングスタイルを一般的な起業の形とし、起業家のために最高の環境を用意したレンタルオフィスを2020年に作ることが今の私の目標です。

ご清聴ありがとうございました。
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私の「挑戦」はまだまだ続きます。お読みいただきありがとうございました。

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